料理手帖

大窪さん(定置網漁師)

大窪諒慈(おおくぼ りょうじ)
1994年石川県生まれ。2013年に海士町へ移住。
網お越し(漁)、出荷作業(水揚げ)、漁場や漁具の管理。
朝イチで漁をして出荷します。その後は網の修理や、船の整備、沖にある仕掛けの調整や掃除など。

大敷(大型定置網漁)は、日本では400年以上前から続いている伝統ある漁法です。海士町にも350年前に大敷があったとされています。待つ漁法と言われている定置網は、海がくれた恵みだけを受け取る漁です。おかわりはできません。長くこの漁法が続いている理由としては、このような環境面に優しい部分と、地域経済に貢献できる部分を併せ持つからでは無いでしょうか。一度の漁で沢山の種類を漁獲し、比較的地域に安定的に供給できる定置網漁は、漁村にとって重要な役割を担っています。春に対馬海流に乗って北上する魚、冬に南下する魚、隠岐ならではの「寒」と「暖」を兼ね備えた四季折々の天然の地場水産物を、多くの人に味わって欲しいと思っています。

島食の寺子屋の生徒さんは、島にある食材で調理されていますが、まさしくそれは料理漫画で見た世界だといつも感動しています。美味しいものがどんどん簡単に手に入るような世の中だと思いますが、そんな中での料理の役割、食の本質など、色んな生産者とつながりながら学んでいただけたらと思います。

Page
Top