海士町には、漁師もいれば、農家もいれば、牛飼いもいます。

夕方になれば、どことなく誰かの家に集まり、
「明日の朝はどの辺りの網を持つの?」
「夕方のジャガイモ収穫を手伝ってほしい」
「子牛の値段は最近どう?」
といったことをお互いに話す。

島の人たちにとっては、普通の会話ではあるけれど、
そばで聞いているだけで学ぶことは多い。

島の風景と会話の内容がだんだん重なってくる感覚に。
外を歩いていて、風の向きとか強さを感じながら、
明日はあそこの網を持つかなとかが無意識に予測できてきたり。

島食の寺子屋の校舎の中だけでなく、
1年間の島での暮らしの中からも多くを学んで頂きたいです。